「10周年を迎えるにあたって挨拶状を出したいが、どんな文章にすればいいか」と悩む方は少なくありません。年に一度か、数十年に一度しかない場面だからこそ、いざ書こうとするとなかなか言葉が出てこないものです。このページでは、20周年向けの格式タイプと10周年向けの会社名・発行者欄付きタイプ、2種類のWordテンプレートを無料でご用意しました。周年数と社名を書き換えるだけで完成するので、短時間で仕上げることができます。
テンプレートの種類と詳しい解説
創業周年の挨拶文は、送る相手(取引先・顧客・社員)や会社の規模・雰囲気によって、適した文体や記載内容が変わります。今回ご用意した2種類は、用途の異なる構成になっています。
テンプレート1:20周年向け|格式タイプ
「拝啓〜敬具」形式で取引先・顧客に送付することを想定した、長文・格調タイプです。創業からの歩みへの感謝、これまでの苦労と成長、今後への決意、記念品の案内という4つの段落で構成されており、節目の重みを伝えやすい文体になっています。
「幾多の変化や課題を乗り越えながら」という表現が示すように、単なる感謝にとどまらず、会社としての実績と誠実さを文章全体から感じ取ってもらうことを意識した構成です。20周年以外にも、30周年・50周年など長い歴史を持つ企業にも適しています。

創業20周年のご挨拶
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
さて、このたび弊社は、○年○月○日をもちまして創業20周年を迎えることとなりました。
この節目を無事に迎えることができましたのも、日頃よりご支援・ご愛顧を賜っております皆様のおかげであり、心より厚く御礼申し上げます。
創業以来、幾多の変化や課題を乗り越えながら事業を継続してこられましたのは、皆様からの温かいご支援とご指導の賜物でございます。これまで積み重ねてきた経験と信頼を大切にし、今日まで歩みを続けてまいりました。
20周年という節目を迎え、これまでの歩みを振り返るとともに、今後はさらなる成長と発展を目指し、新たな挑戦にも積極的に取り組んでまいります。引き続き、お客様にご満足いただける品質とサービスの提供に努め、信頼される企業であり続ける所存でございます。
ささやかではございますが、日頃の感謝の気持ちを込めまして、記念の品を同封させていただきました。お手元にてお納めいただけましたら幸いに存じます。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様のますますのご発展とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもちまして、創業20周年のご挨拶と御礼を申し上げます。
敬具
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テンプレート2:10周年向け|発行者・記念品欄付きタイプ
会社名・代表者名・日付の発行者欄と、記念品の案内文を別ブロックとして設けたタイプです。テンプレート1より本文はやや短めで読みやすく、「創業当初の手探り」という創業期の苦労に触れながらも、次の10年への前向きな気持ちで締めくくる構成になっています。
「お客様にとって、なくてはならない存在であり続けること」という具体的なビジョンを文中に盛り込んでおり、会社の個性と誠実さが伝わりやすいのが特徴です。10周年のほか、5周年・15周年など比較的若い会社の節目にも向いています。

創業10周年のご挨拶
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
おかげさまで弊社は、令和○年○月○日をもちまして創業10周年を迎えることができました。これもひとえに、お客様・お取引先の皆様をはじめ、弊社を支えてくださったすべての方々のお力添えとご愛顧のたまものと、深く感謝申し上げます。
振り返れば、創業当初は手探りのことばかりでございました。それでも歩みを止めずにこられたのは、皆様から寄せていただいた温かいお言葉と、変わらぬご信頼があったからに他なりません。この10年で積み重ねてきた経験と皆様との絆を、弊社にとって何より大切な財産と受け止めております。
次の10年に向けて、弊社はさらに品質の向上とサービスの充実に努めてまいります。「お客様にとって、なくてはならない存在であり続けること」を変わらぬ目標として、スタッフ一同新たな気持ちで取り組んでまいる所存でございます。
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。まずは略儀ながら、書面にてご挨拶申し上げます。
敬具
令和 年 月 日
株式会社 ○○倉庫
代表取締役社長 ○○ ○○
記念品について
このたびの10周年を記念いたしまして、心ばかりの品をお手元にお届けいたします。どうかお納めいただけますと幸いでございます。お受け取りいただけましたら、何よりの喜びと存じます。
2つのテンプレートの比較
| 項目 | テンプレート1(20周年) | テンプレート2(10周年) |
|---|---|---|
| 向いている周年 | 20周年・30周年・50周年〜 | 5周年・10周年・15周年 |
| 文章量 | 長め(4段落) | やや短め(3段落) |
| 発行者欄 | — | ✓ 会社名・代表者名・日付 |
| 記念品の案内 | ✓ 本文内に記載 | ✓ 別ブロックで記載 |
| 文体の特徴 | 歴史と重みを伝える格式体 | 温かみと前向きさのある文体 |
| 向いている用途 | 長年の取引先・顧客企業への送付 | 顧客・地域・社員など幅広い送付先 |
創業周年の挨拶文を書くときのポイント
周年の挨拶文は一度書けばいいものではなく、節目ごとに内容を更新していく文書です。毎回同じ文章を使い回すと、受け取る側に「テンプレートのまま」という印象を与えてしまいます。以下の点を意識するだけで、ぐっと自社らしい挨拶状になります。
- 「何周年か」を文頭近くで明確にする挨拶状の目的は周年のご報告と感謝です。「〇月〇日をもちまして創業〇〇周年を迎えました」という事実を早めに伝えることで、受け取った相手が内容を把握しやすくなります。
- 支えてくれた相手への感謝を具体的に書く「皆様のおかげで」だけでは言葉が軽くなります。「温かいご支援」「変わらぬご信頼」「日頃のご愛顧」など、どんなかたちで支えられてきたかを言葉にすると、誠実さが伝わります。
- 創業からの歩みを短くてもいいので振り返る「苦しかった時期もあった」「試行錯誤の連続だった」という一文があるだけで、文章に重みが出ます。自社の歴史を振り返る誠実さが、読んだ相手の心に届きます。
- 「これからどうするか」を一言添える過去への感謝だけで終わると、文章が後ろ向きな印象になります。「次の〇年に向けて」「さらなる品質向上に努める」など、今後の姿勢を一段落加えることで、前向きな締めくくりになります。
- 記念品を同封する場合は必ず案内文を添える品物だけ入れると何のために送られてきたかわからないケースがあります。「心ばかりの品をお送りします」という一文でも、受け取った相手の印象が大きく変わります。
- 送付のタイミングは節目の1〜2週間前まで周年当日に届くより、少し前に届いたほうが相手に余裕を持って読んでもらえます。郵送の場合は余裕を持って2〜3週間前には発送準備を整えることをおすすめします。
創業周年の挨拶文とは
どんな場面で送るのか
創業周年の挨拶文は、5周年・10周年・20周年・50周年など、会社の節目となる年に取引先や顧客へ感謝を伝えるための文書です。単なる「お知らせ」ではなく、「これまでの感謝」と「これからの姿勢」を伝える、会社の誠実さが試われる文章ともいえます。
送付先は主に取引先・顧客・仕入先・協力会社などのビジネス関係者ですが、地域の方々や社員・OBに向けて送るケースもあります。送る相手によって文体をやわらかくしたり、社内向けなら体裁を変えたりするなど、相手に合わせた調整が必要です。
紙の挨拶状とメール、どちらが適切か
長年の取引先や目上の方には、紙の挨拶状を郵送するほうが丁寧です。メールは手軽ですが、周年という節目の重みを伝えるには物理的な文書のほうが印象に残ります。一方、SNSや社内イントラへの掲載、メールマガジンへの転用など、デジタルで使う場面も増えています。Wordで作成しておけばPDFへの変換も容易なため、紙とデジタルの両方に対応できます。
周年数によって文章の重みを変える
5周年と50周年では、込められる重みが変わります。5周年や10周年は「歩み始めてここまで来られた」という感謝と前向きさを前面に出し、20周年・30周年以上は「歴史の重みと信頼の積み重ね」を軸にした文体が馴染みます。今回のテンプレートも、10周年と20周年でそれぞれ文体とボリュームを変えています。自社の歴史の長さに合ったトーンを選んでみてください。
2種類のテンプレートの使い分け
テンプレート1は長文・格式タイプで、長年のお付き合いがある取引先に向けた本格的な挨拶状として使えます。テンプレート2は発行者欄と記念品欄が独立した構成で、さまざまな送付先に対応しやすいのが特徴です。どちらを選んでも、周年数・社名・日付を書き換えるだけでそのまま使えます。まずはダウンロードしてWordで開いてみてください。
文面をカスタマイズするとすれば
今回のテンプレートはそのまま使えますが、業種や送付先との関係によって少し手を加えると、よりぴったりの挨拶状になります。
| 変更したい箇所 | カスタマイズ例 | こんな場面・業種に |
|---|---|---|
| 周年数 | 「20周年」→「5周年」「15周年」「30周年」など数字を差し替えるだけ | 任意の周年に対応 |
| 宛先・冒頭の呼びかけ | 「貴社ますます〜」→「お客様各位」「地域の皆様へ」(一般顧客・地域向け) | 小売業・飲食店・医院・サロン |
| 創業の歩みの一文 | 「幾多の変化や課題を乗り越え」→「〇〇という理念を掲げて創業した日のことを今でも覚えています」のように自社の実話を盛り込む | 個人事業主・創業者が書く場合 |
| 今後の抱負 | 「新たな挑戦」→「新店舗オープン」「新サービスの展開」など具体的な計画を記載 | 周年と同時に新展開がある場合 |
| 頭語・結語のスタイル | 「拝啓〜敬具」→「謹啓〜謹白」(より格式高く)、またはなし(掲示物・SNS向け) | 業種・媒体に合わせて調整 |
| 記念品の案内 | 記念品を送らない場合は該当段落を削除、イベント招待の案内に差し替えも可 | 記念パーティー・感謝セール実施時 |
創業周年 挨拶文テンプレート 無料ダウンロード
- 完全無料
- 登録不要
- Word形式(.docx)
- 周年数を変えて使用可
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